これは ↑ 嫁。
突然だが、
『 ペヤング 』 はつくづく男の食べ物だと思う。
説明書通りに作っても、そこそこは美味しく出来るが、
俺クラスになると、かやくのキャベツがよく ふやけるように
一度麺を持ち上げてその下に敷き詰めてからお湯を注いだり、
3分待つ間にソースをフタの上に置いて温めておいたり、
しかし麺にコシを与える為に湯切りは2分半で行い、
見た目も美しくフィニッシュできるように、ふりかけとスパイスは
ソースをよくからめてから、最後にデコレートする。
このように、ペヤングの持つポテンシャルをなるべく多く引き出せるような
ひと通りのことは当然やらせてもらっていたりする。
先日嫁が、無性にペヤングを食べたくなって作ったらしい。
しかし、
「 湯切りをした後に、かやくを入れ忘れていたことに気付いてさぁ、
更に、食べ終わった後に気付いたんだけど、
ふりかけとスパイスも入れ忘れててさぁ、ぜんぜん美味しく出来なかったよ 」
と、大変残念なペヤンギングを報告してきた。
ウチのオカンに至っては、なんと、ソースをかけてからお湯を注ぎ、
更に、湯切りの時にフタが開いて麺を全て排水口にブチまけるという、
やきそばの神様が目を覆うような荒業をやってのけた事もある。
ローマは一日にして成らず。
ペヤングもまた然り。
軽い気持ちでお湯を注いでも、
ペヤングは、そう簡単に微笑んではくれないのである。
ペヤング道は奥が深い。